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2008年7月16日 (水)

きょうはカツカレーの聖地へ巡礼。うまかったぁ!!!

20080716_7  仕事で銀座に行ったついでに、和光の裏手にある洋食店、「グリルスイス」でお昼を食べた。ここんちは、「カツカレー発祥の地」で、カツカレーファンの聖地とされているお店なのだ(この店に行くため銀座に用事を作ったという説もある)。

 実は、当ブログによく遊びにきてくださっているはまちょさんのサイト、「銀輪雑記」に昨日掲載された「物欲党 荒川走行会にいってきた ~走行編 前編~」という記事の中に、ものすごくおいしそうなカツカレーの写真がアップされていて、それを見たとたん、「カツカレー食べたい病」の発作が起きてしまったのだ。

 ダイエット中の身にとって、カレーとか揚げ物は高カロリーで御法度。それがダブルで入っているカツカレーを食べるなんて、ほとんど自殺行為に近いのだけれど、頭の中はもうカツカレーでいっぱいだ。仕事をしてても、トイレにいても、「カツカレー食べたい、カツカレー食べたい…」という呪文が頭の中で渦巻いている。

 この発作を鎮めるには、もはやカツカレーを食べるしかない。で、どうせなら総本山で食べて、ダイエット上、見事に死んで見せようじゃないか--となったわけ。ま、たまにはボリュームのあるものを食べないと、暑さを乗り切れないしね(何を言い訳してるんだか…)。

 さて、カツカレー誕生の経緯については幾多のグルメ本で紹介されているけれど、フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」にも同様のエピソードが書いてあった。

=== ここから引用 ================

 東京銀座3丁目にある洋食店「グリルスイス」にて、常連客で当時プロ野球読売ジャイアンツの選手であった千葉茂が食事をした際、それまではとんかつとカレーライスを別々に頼んでいたが、ある時、『とんかつをカレーライスの上に乗せて持って来てくれ』と注文した。それを見た店の主人がヒントを得てメニューを発案し「チバカツ」と呼ばれたものが全国にひろまったとする説が有力。

=== 引用ここまで ================

 これには時期について記述がないけれど、いろいろ調べてみると、どうやら1948(昭和23)年のことらしい。ということは、カツカレーは今年で生誕60周年、ちょうど還暦を迎えたことになるのだね。

 メニューには、「千葉さんのカツレツカレー」(値段をメモるのを忘れてしまった。たしか1300円ぐらい。以下同)、「元祖カツカレー」(950円)のほか、週に一度だけの限定メニューという「ビッグチキンカツカレー」(950円)の3種のカツカレーがある。

 さあて、きょうはどれにしようか。やっぱり、いちばんオーソドックスな「元祖」で行こう。注文してしばらくすると、カップに入ったコーンスープが出てきた。これを飲みながら、カツカレーが出来上がるのを待ちなさいということね。ってことは、カツは注文を受けてから、1枚1枚揚げているのだろうな(当たり前か)。

20080716_4  4~5分待っていると、いよいよご本尊登場! 目の前に置かれると、甘酸っぱく、かつ深~い香りが漂ってくる。もう、この段階でたまりませんな~。

 写真をご覧になって、「カツがないぞ、カツが!」とお怒りの方がいらっしゃるかもしれないので、一応説明しておこう。ここんちのカツはわりと小ぶりで、しかもルーがたっぷりなものだから、よくこういうことが起こる。

 ルーに埋もれているけれど、下の写真のように、ちゃんとカツはあるのだ。盛りつけ方によるのだろうけれど、日によってはカツが4分の1ぐらい見えていることもある。

 まずは、いかにも洋食屋さんのカレーらしく、ややとろっと仕上がったルーから攻める。スプーンで口に運ぶと、スパイス類の中でもわりとパワフルなクローブの甘い香りが鼻をくすぐる。これだけで、食欲が増しちゃうんだよな。

 口の中には、いろんな野菜をよく煮込んだね~って感じの深い味わいが広がる。香りが甘酸っぱいわりに、ルーの味にすっぱさはあまり感じられず、野菜の自然な甘さがじわ~っ。色がかなり濃いのは、丁寧に小麦粉を焦がしてあるせいだろう。

 ルーの中の肉は、角切りではなく挽き肉を使っている。おそらく牛豚の合い挽きだろうな。よく、キーマカレーに入っている挽き肉が、煮込みすぎてエキスの出しがらみたいになっていることがあるけれど、そんなパサつき感はまったくない。それでいて、肉のうまみはきちんとルーにも移り、溶け込んだ野菜と見事なハーモニーを奏でている。ふっくらもちもち炊きあがったご飯に実によくからんで、うまいぞ~!

20080716_6  いよいよカツを攻める。ルーの中から掘り出してっと。カツの切り口はほどよいピンク色で、ドンピシャの揚げ具合。小ぶりなわりに厚みがあるから、上手に揚げるのはかなり大変なはずだと思う。

 噛みしめると、ジュワッとあふれる肉汁。いつもこのジューシーさには驚いてしまう。カツの衣も、ルーがかかっている部分は味がしみてしっとり、ご飯の側はサックサク。カラリって感じとは違って、軽~いサクサク感なのだ。小麦と卵が芳ばしく揚がったいい香りが立ち上る。

 肉はロースだとは思うけれど、脂の入り込み方なんかはちょっと肩ロースっぽい感じもする。でも、肩ロース特有の肉がツルツルした感じはないし、さあ、どっちだろう。

 うまさのあまり、夢中になって一気食いしてしまった。食べている最中はわりと甘く感じたけれど、食べ終わってみると、けっこう口のまわりがHOTになっている。辛みって、濃厚な味わいの影に隠れちゃうから、最後になって気がつくことが多い。

 いや~、うまかった! カレールー、カツ、ご飯のそれぞれが実に丁寧に仕上げられていて、なおかつ、それらがバラバラに自己主張したりしないで、いいバランスで融け合い調和しているのだ。若い人には少々ボリュームが足りないかもしれないけれど、いかにも銀座らしい粋なカツカレーだと思う。ああ、満足、満足!

 …でも、このカロリーを消費するには、電動アシスト自転車・ハリヤで相当走らないとな。たぶん、楽々1000キロカロリーはあるだろうし。。。雨はどうなるんだろう。帰りは電チャリに乗れるかな。。。


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コメント

き、きたーーーー!!(織田裕二のものまね風に)
期待通りのカツカレー。
じっくりと煮込みこまれた感じのルーがたまらんですな。
写真も文章もとっても旨そうですよ、うんうん。

何だか勝手なイメージですが、カレーやカツレツなんかの洋食系は、東京の中心~東側に名店が多いような気がしますね。

さぁ、おいしく食べたあとは、ハリヤでしっかり燃焼してください(^^

投稿: はまちょ | 2008年7月16日 (水) 21時49分

ここのカツカレーってよくテレビで紹介されてますよね?
さすがカツカレー発祥の地、美味しそうですね~。
高カロリーだけどダイエットにはたまには息抜きも必要だからOKですよ。
わが家のように息抜きばかりだと困りますが・・・^^;
ポチッ☆

投稿: くろばい | 2008年7月17日 (木) 00時19分

>はまちょ さま

はまちょさんの「ビッグチキンカツカレー」に刺激されて、行ってきてしまいました(笑)。当日、デジカメを忘れてしまって携帯で撮ったもので、眠たい写真ですみません。

確かに、洋食系って都心とその東側に多いですね。特に、昔からある店はそう。なんででしょ? やっぱり江戸の発展は海に近い側から始まったせいでしょうかねえ。

いつもコメントありがとうございます。お礼にポチッ! またのお越しを楽しみにしていますね。


>くろばい さま

はい、かなり有名なお店で、なかばテレビ東京の食べ物番組御用達状態のようです。でも、そういうお店にありがちなうわついたところがなく、落ち着いた感じを保っているので、つい居心地がよくて通ってしまいます。

たまにはカツカレー、いいですね。楽しい息抜きになりました。その分、夜はリキ入れて走りましたけど。。。

ポチッ☆ありがとうございます。お返しにポチッ! また遊びにきてくださいね。

投稿: チャリじい | 2008年7月17日 (木) 14時43分

身体を絞り中の人にとってはあまりに危険な記事です。
はまちょさんのブログ記事も読みました。
ヤバイ、明日の昼はカツカレーになりそうな予感。

投稿: mhase | 2008年7月17日 (木) 19時34分

>mhase さま

いらっしゃいませ!

カツカレーって、心躍り気持ち高ぶる食べ物のひとつですよね。確かにデンジャラスな記事だったかもしれません。すみませんでした(笑)。

きょうのお昼はカツカレー、召し上がりましたか?

またのお越しを楽しみにしておりますね。

投稿: チャリじい | 2008年7月18日 (金) 14時17分

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