【北海道出張ライブ４】締めはやっぱり味噌ラーメンでしょ！

　再び札幌に戻ってからの仕事は、ちょっと面倒くさい内容だったものの、牛トロ丼パワーでなんとか乗り切り、急きょ決まった北海道出張は、ようやくミッションコンプリートとなった。

　あんまり急だったから、「本当に大丈夫かな…」と少々心配していたのだが、杞憂に終わった。やっぱり、クラーク博士の言葉通り、「Boys be anbicious !」だな～（おい、意味あってるかぁ～？）。

　あとは札幌空港でレンタカーを返して、飛行機に乗り込むだけ。。。なんだけれど、なんだか物足りない。そうだ、せっかく札幌に来ているのに、ラーメンを食べていない。これでは画竜点睛を欠くってもんだ。

　さあて、どこへ行くか。やっぱり札幌だったら味噌ラーメンだよな～。東京じゃ食べられないような味噌ラーメンがいいな。札幌味噌ラーメンの老舗、「芳蘭」もいいけれど、有楽町に支店があるしな～。

　そうだ、独特の味噌スープで異彩を放つ、「千寿」へ久しぶりに行ってみようか。場所は大通り公園だから、いまいる場所からもけっこう近いし。

　ビルの地下にあるこぢんまりしたお店で、テーブルとカウンターを合わせて20人入れるかどうかって感じだ。お昼どきは平日でも大行列となるのだけれど、きょうは夕方の中途半端な時間だから、並ばずにすぐ入れた。

　麺類のメニューは、ラーメンとチャーシューメンだけ。いずれも、味噌、醤油、塩の３種類が選べる。スープはもちろん味噌を選ぶ。チャーシューメン（1000円）にしようかとも思ったけれど、空港まで運転する途中で眠くなってもいけないと思い、普通のラーメン（730円）にしておいた。

　注文してから５分ほどで、味噌ラーメンがテーブルにやってきた。まずは少しとろみのついたスープをひと口。う～ん、相変わらず濃厚だな～。でも、後味はわりとさっぱりしてるんだ。

　この味の秘密は、スープベースにあるらしい。基本は豚骨なんだけれど、それに豚足やモミジ（ニワトリの足のことね）、白菜などを加えて煮込んだベースは、実に複雑な味わいとなっている。

　豚足もモミジもコラーゲンたっぷりだから、スープにとろみがついているのも納得。これに、注文を受けてから味噌ダレ、醤油、塩のいずれかで味つけして出しているらしい。

　私が頼んだのは味噌味だから、当然、味噌ダレで味をつけてある。丼からは味噌とニンニクの香りがフワ～ッ。ピリッとしたアクセントとなっている一味唐辛子のおかげで、後味が軽い。かなりいろいろな素材をブレンドした味噌ダレなんだろうな。あ、ひとつだけ難点を挙げれば、ちょっと塩気が強すぎるかも。

　麺は、やや太めの縮れ麺。歯触りはわりと弾力が強くてツルツルしているけれど、縮れのせいで、スープがよくからむ。かなり黄色いのは、カンスイを多めに使ってコシを出しているせいだろう。なんだか、懐かしい味がする麺だ。

　主な具は、チャーシュー、半熟玉子、シナチク、モヤシ、ネギの小口切りなど。黄身がとろ～りとろける半熟玉子のゆで加減はさすがって感じ。でもそれ以上に毎度毎度、関心するのはチャーシューのやわらかさだ。

　丼に入っている状態では、切り口が立っていてしっかりしていそうに見えるんだけれど、いざ箸でつまもうとすると、あまりにやわらかくて、ほろほろと崩れてしまう。

　それでいて、身はジューシーなまま。これはきっと、蒸しを入れているんじゃないかな。普通のラーメンを頼んだときは、いつも「しまった、チャーシューメンにしておけばよかった！」と思ってしまう絶品チャーシューなのだ。

　最後の１滴まできちんとスープを飲み干して、大満足でお店を出た。あとは札幌空港へ約１時間のドライブをして、帰りの飛行機に乗るだけだ。千寿のラーメンが夕食になるから、きょうの帰りは空弁はナシ。朝早かったから、機内では爆睡だな～。

　というわけで、急きょ決まった北海道出張のライブレポートはこれにて終了。最後までお付き合いいただいて、どうもありがとうございました！！！

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