【自転車の新展開その１】 チャリじい、予備機ＧＥＴをもくろむ

ここのところ、なんだかあったかい日が続いておりますね。チャリじいはきのうの夜から博多出張で、ついさきほど東京に帰ってきたところですが、ついうっかり皮コートなんぞ着ていってしまったものだから、もう暑くて暑くて。博多はきょう、最高気温が１６度だったみたいで、大失敗でありました。

さて、１月２２日の記事で、「自転車に関する新展開がいくつかある……かも！？」なんてことを書きましたが、まあ実際、昨年１０月以降、ちょっとばかり動きがありまして。多少長くなりそうですが、何回かに分けてゆるゆる書いていこうと思っておりますので、みなさまどうぞ、よろしくおつきあいくださいませ～！

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チャリじいの家には、１９９８年の春にどっかからわいて出た小僧が、もう１１年も住み着いております。日中は近所の小学校で、授業を子守歌代わりにボ～ッと居眠りしていて、夕方になると、家の中をバタバタと走り回っては、チャリじいが大切にとっておいた大福を勝手に食ってニカ～ッと笑ったり、「Ｗｉｉのソフトを買ってほしいジョ～！」とほざいたりしています。

なぜか外見が、チャリじいにとってもよく似ているので、ここでは仮に、「じい二号」と呼ぶことにいたします。いや、それではあんまり年寄りくさいかな。せめて横文字で、「Ｇ２号」にしておきましょうか。なんだか、「科学忍者隊ガッチャマン」みたいだけれど。

で、そのコンドルのジョー……じゃなかった、Ｇ２号の身長が最近、生意気にもムクムク伸びておりまして。おそらく毎日、５合炊きの電子ジャーのごはんを１人で食い尽くしているからではないかとにらんでいるのですが、小学校５年生のくせに、もう１６０センチ近いのであります。

おかげでチャリじいはごはんを食べられず、もっぱら「お米を液状にしたもの」で飢えをしのいでいるありさま。「俺の身長（１７３センチ）を抜いたら、ただじゃおかないからな！」と常々、いい聞かせてはいるのですが。。。

さて、これまで当ブログでは、あっちこっちへポタリングに行ったときの様子を綴ってまいりましたが、実はけっこう、Ｇ２号も同行しておりました。家の中においといて、また勝手に大福を食われたらたまりませんからね（笑）。

いちばん近い記事だと、２００９年１０月１８日の１００キロポタ あたりになります。このときは、「絶対についてこれるわけないだろ！」と思っていたのですが、案外かんたんに１００キロを走り抜いてしまったので、たまげました。ちっ！　ヘタレたところで捨ててこようと思っていたのに。。。

仕方がないから、ほめてやろうとすると、「じ～さんはハリヤの電動アシストに助けられて走れただけダジョ～。そんなものなしで、ちゃんと１００キロ走ったボクの方がはるかにえらいジョ～。えっへん！」とか不遜なことをぬかしやがります。とりあえず頭の鉢をなぐっておきましたが、今度は１５０キロぐらい走って捨ててこようと計画を練っております。

そのときにＧ２号が使っていたのが、この自転車です。

あはははは。やっぱり、わいて出てから８年目ぐらいに買った子供用自転車なので、身体の大きさと比べると明らかに小さいですね。いやあ、思わず笑っちゃいました。

シートポストの高さも、調整できる範囲でめいっぱい上げてあるし、もう限界のようです。さあて、どうしたものか。写真を眺めながら思案を始めたそのとき、チャリじいの脳裏に、すばらしいアイデアがひらめきました。

チャリじいの愛機である電動アシスト自転車 ・ ハリヤ は、電チャリ本来の用途から大きく外れたスタイルで乗りたおしているせいか、２００８年４月の購入からまる２年近く経過した現在、かなりヘタレてトラブルが出やすくなっています。

で、Ｇ２号はいま、身長が約１６０センチですから、もし新しく自転車を買うとしたら、今後の成長を見越して少し大きめのサイズを買うことになるでしょう（この１年で１１センチ伸びていますからね）。ってえことは、身長１７３センチのチャリじいでも、きっと乗れるはずです。それはつまり、チャリじいにとって、予備の自転車をＧＥＴする絶好のチャンスってこと？

ニヤリ。。。

チャリじい「おい、その自転車、もう小さいだろ。新しいの、買ってやろうか？」

Ｇ２号「お～、それはうれしいジョ～」

チャリじい「そうかそうか。じゃあ、どんなのがいい？」

Ｇ２号「えっと～、ギヤがいっぱいついているやつがいいジョ～」

チャリじい「世の中にはロードバイクというものがあってだな、サイクリングロードをスイ～ッと楽チンに、しかも速く走れるんだ。ギヤもいっぱいついてて、カッコいいぞ！」

しめしめ。チャリじいは頭の中で、すでに自分のロードバイクデビューを思い描いています。不況の折、チャリじい用に新しい自転車を買うことは家計的に許されない可能性が高いですが、Ｇ２号用という建前なら、わが家の財務大臣もごまかせる説得できるはず。　

ところが。

Ｇ２号「ふ～ん。ロードバイクって河原とか草地とか、公園の砂利道なんかもガンガン走れるのかジョ～？」

チャリじい「えっ、いや、そういうのはあんまり向いていないかも…」

Ｇ２号「それじゃ、いやダジョ～。やっぱりサスペンションのついたＭＴＢがいいジョ～」（きっぱり）

……くっそ～っ！　（知能程度がほぼ同じと思われる）赤塚不二夫さんの名作・おそ松くんのハタ坊はもっと素直だぞ！

やっぱり、そのへんを駆け回って遊んでいるガキどもと、ストイックなアスリートであるチャリじい（大嘘）とでは、求める自転車が異なるようです。しゃ～ない。もうしばらく今の子供自転車をあてがっとくか？

でも待てよ。チャリじいが普段走る通勤コースは、歩道と車道が入り交じった段差の多いコースです。ということは、ＭＴＢの方がロードバイクより実用的なのではありますまいか。ここは、目先の嗜好よりも、実利を取っておくっていう手もあるな。。。

チャリじい「よ～し、わかった。じゃあ、ＭＴＢで探してみようか」

Ｇ２号「はいダジョ～！」

こうして、Ｇ２号に身体の大きさに合った自転車を買ってやるという名目の影に隠れて、チャリじいの予備機調達計画がスタートしたのでありました。（その２ につづく）

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